歯医者さんに通う目的が変化している?
歯医者さんの診療項目
歯医者さんの看板やホームページなどでよく目にする診療項目。
診療を受ける際の判断基準にする方も多いでしょう。
日本の制度では、歯学部の大学を卒業し、歯科医師国家資格に合格すれば歯科医師免許を取得できます。
歯科医師免許があれば、法律で定められた診療科目、歯科、小児歯科、矯正歯科、口腔外科の4つのうち、どの項目を標榜して開業してもOKなんです。
また、この4つには含まれていない審美歯科やインプラント歯科などもよく見かけます。
これらは、正式な標榜科目ではないですが、院内表示やホームページでの使用することはできるので、目にすることが多いのです。
でも、経験がなくても掲示できてしまうのであれば、科目だけで歯医者さんを選ぶのは得策ではないと言えますね。
「か強診」認定の歯科医を探す
虫歯や歯周病の重症化予防を目的として、厚生労働省は2016年から「かかりつけ歯科医機能強化型歯科診療所(か強診)」を制定し、運用しています。
このことにより、「か強診」に認定されている歯医者さんで受診する予防治療に対して、保険の適用が受けやすくなりました。
例えば、虫歯予防のためのフッ素塗布は、一度塗布すると3か月開けないと保険範囲内での治療として行うことができませんでしたが、「か強診」認定医院では毎月受けることができます。
この様な優遇措置以外にも、「か強診」の認定を受けるために多くの条件を満たしている必要があります。
歯科治療の実績があることはもちろん、複数名の歯科医師が常駐していることや、設備が充実していること、そして、万が一の時に医療機関との連携がとれていること、等です。
「か強診」認定歯科医であることも、安心して通える歯医者さん探しのポイントにもなりますね。
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